セルフリノベーション歴11年目
シャッター街のリノベーション
i’ma や私たちを知る方はご存知かと思うのですが、シャッター商店街になった空き物件を自分たちで自由に改装して市場の中に住みながらお店をしてまして、そういうことを始めて、11年が経っていました。
そんな暮らしが「おもしろそう」と集まった友人たちがリノベーションした物件を合わせると6軒の家を自分たちで直せる範囲まで壊して、新しくして、つくってきました。そんなことを聞きつけた雑誌社さんや新聞社さんが取材にきてくれたりしましたが、実際の工事の様子をちゃんとまとめたことなかったなと思い、ここで i’ma のリノベーションについて紹介することにします。
i’maのこれまで
まず、i’ma について。2008年にオープン。2008年に i’ma をオープンするまでは、住みコミュニケーションプロジェクト(以下、住みコミ。2009年よりwebサイトは未更新。)の事務局として、2Fが住居(友人が住んでいました)1Fが プロジェクトの事務局という風に居住スペースとシェアして1軒を使っていました。今の i’ma の場所ではなく、南側のホルモン中畑商店さんのお隣です。(実は最近友人が引っ越してきました!)かつては住みコミの活動の一環で、周辺に住み込んだ友人たちと年に1度、市場全体を使ったお祭りのようなアートイベントを開催していましたが、一過性な人の流れやエネルギーに疑問を感じ始めてから現在の i’ma の構想がはじまり、当時のメンバーで立ち上げることになりました。
写真は、定期的にイベントを開催してみなさんをお迎えできるようにと新設したカウンターです。(旧i’ma)
黒板に工事の行程を書いて、集える時に集まって工事をしていました。
シャッター開けたら市場との境界がない店
旧 i’ma は市場の通路に面したお店で、お店をあけている時は市場の通路にも椅子を置いたりして、時には向かいの空き地まで占領してどこまでがお店かわからない、とっても図々しい(よく言えばのびのびとした?)使い方をしてました。下はトークライブと物販イベント時の写真。奥側が店で、手前側が通路。アーケードがあった時の写真です。今はアーケードが撤去されて、風景も変わっています。アーケードの撤去工事が始まってお店を開けられなくなるので、今の場所に引っ越しすることになりました。
こちらは間取り図ナイトの最中で、市場のアーケードが映っている、今では見られない光景です。このアーケードがすべて撤去されました。
2013年に i’ma お引っ越し
市場の通路に面した、この場所も個性的でしたが、今の場所はさらに個性的でお店の前が撮影や演劇、ダンスやショーの舞台に使われたりするとても魅力のあるスペースです。市場の通路を歩いていると、あれ?っと思うところに道のような、道でないような袋小路なスペースが出現します。そこが i’ma への第一歩めの入り口です。迷い知らずの i’ma へのアクセスでは写真で確認できるのでご覧ください。
N’夙川ボーイズ「24hour」
このスペースで撮影された、N’夙川ボーイズの「24hour」のMVでを久しぶりにyoutubeで見返してみました。映像始まってすぐ、5秒のところでマーヤLOVEが。15秒、50秒のところで、リンダdadaが。1分のところでマーヤLOVEが。
1分5秒のところには稲荷市場も映ってますね。1分16秒のところも。
DVDには i’ma 横の自宅の映像も特典映像で収録されていたり。
-Victor Entertaiment-
■MUSIC VIDEO STAFF
Producer:Hitoshi One/Director:Yusuke Ishida/Director of Photography:Chigi Kanbe/VFX Artist:Satoru Takano/Location Coordinator:Takumi Mitsumune/Hair&Make-Up:Natsu
セルフリノベーションコラム始めます
お引っ越し後の新しい i’ma は2012年の年末に解体工事を終え、2013年から本格的に施工を始めました。2013年、いよいよ工事始めるぞ!と思った矢先、元旦に三宗が骨折という事件もありましたが、8月末に無事みなさまをお迎えしてオープンでき、約8ヶ月間の工事の様子を振り返っていこうと思いますので、よろしくお願いします。