【i’maセルフリノベーション vol.1】改装前の下調べ

i’maのセルフリノベーションコラム vol.1「改装前の下調べ 」2012.9.23のこと

私たちが市場の中に住み、自分たちで改装していることは前回のコラム「セルフリノベーション歴11年目」でご紹介しました。その自宅というのが、商店街の中にある長屋になっていまして、説明しにくいので絵で書いてみます。i'maセルフリノベーション

市場に突然現れる曲がり道。元々商店を構えている人が、店とは別に長屋を借りて住んでいたようです。お店として使っていた形跡はないのですが、うれしいことにアーケードがこの袋小路の通路にもかかっています。この長屋を11年前に発見しまして、大家さんに許可を得て自分たちで改装、住んでいるという感じです。i’maを挟んで友人が住んでいますが、友人も自分で改装して立派なギターハウスをつくっています。自宅横が空き、すぐには手をつけなかったのですが、i’maの引っ越しのタイミングで隣を借り、i’maとして改装することにしました。

では入ってみましょう、改装前のi’ma!と思いましたが、先に間取りを紹介しておきます。i'maセルフリノベーション

左にbefore、右にafter書いてみました。before、建物の正面にシャッターと扉がありまして、シャッターの内側は昔にお店をやられていた人が荷物をそのままにして出て行かれたようで、私たちには不要なゴミがぎっしり。1ヶ月間はゴミ捨てに明け暮れる日々でした。左の扉を開けると住居部分に入ることができます。

では入ってみましょう

i'maセルフリノベーション扉をあけました。暗い。これ、昼です。左側に見えるのは、倉庫と住居を隔てている壁。サイズの統一感のないタイル貼り。ゆがみまくって、割れている。

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玄関扉です。請求書が貼られていました。

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釣り竿が転がっています。そういえばお隣さん、タコ釣りの仕掛けの針を作るのに朝からカンカン叩いていたなー。釣り好きやったな〜と思い出しているところでパシャリ。i’maに来たことがあるみなさん、右側に写っている壁、そのまま残してるものです。見覚えあるのではないでしょうか。この壁もきれいにすることもできたのですが、あえてこのままに残しています。物件の視察で初めて中に入る時、もちろんドキドキしていますが、わくわく感のドキドキです。ものすごい気持ち、高まってます。先に何があるかわからないってとても刺激的。もしかしたら◯◯が◯して◯も◯◯で◯!?

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興奮したのか、何を撮ったのかわからない写真。

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光の方へ進んでいくと、3畳ほどの和室。天井が低いのに、床も上げてあってすごい圧迫感。

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冷蔵庫、畳、テレビ、全てがきばんでいて、たくさんメモ書きが残されています。

 

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ハローワーク 2階 4 月 毎月 白 212 ミドリ アー


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奥に進むと土間になっていて、キッチン風なスペースがありました。また妙なタイル。でも一枚一枚みてると、かわいい柄もあったり、不揃いなのもいいなあ、と思えてきたり。さすが釣り好き保冷ボックスがありますね。室内に植物なんていっさいないし、窓も開いていないのに何故か枯葉。右下の汚物的なもの、、、何だったんだっけな、思い出せません。枯葉かな?

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キッチンですよね?i'maセルフリノベーション

釘を曲げただけのひっかけ。これ、かわいい。

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キッチン上は透明の波板で明るい。けど、防音工事の為にここは密閉して塞いじゃいました。

2012-09-23 15.38.33

キッチンの後ろ側にトイレ。洗濯物、ここで干してたんやねー。

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2階へ。この階段はそのまま使っています。とても急で、工事中大人2人が滑り落ち、改装後子ども1人が転げ、鼻血を出しました。みなさん気をつけてください。

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2部屋の和室。

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和室のふすまは住んでいる人の好みに彩られますね。競艇のポスターは、近くにボートレース場のボートピア神戸新開地があるからでしょうか。おじさんきっと通っていたのだろうな。右側のふすま、真っ白な紙が貼られて、一度貼った何かが無かったことになっていますね。これ、剥がして下になにがあるのか、確認してなかったことを後悔。気になる。全てを覆ったふすまに凛とたたずむ白い猫。ふすまの中央に貼り付けず、ちょっと上ってところに何だかセンスを感じてしまいました。イラスト上の斜めカットの仕方とかも好みです。

時間と空気が止まっている

しばらく人が使っていない空き家をよく視察するのですが(実は記事を書いている途中で近所の空き家を4軒みてきました)、そういう物件って時間や空気がぴたりと止まっています。今日見てきた物件での「時間ぴたり止まり画像」があるのでみてください。空気が止まっているのは、写真では伝えられないですが、この空気が動く瞬間は ぞぞぞわっ とする他にはない感覚です。

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さて、話をi’maに戻します。下調べで柱、梁、水道や排水の位置などを確認して、おおまかなスケールをつかんでからどんな風に改装するかの検討に入りますが、解体の前に相当な量のゴミ出しをしないといけないことがわかり、まずはタンスや冷蔵庫、テレビなどの廃棄からスタートです。安く引き取ってくれる業者さんに連絡をしたり、木製の家具は自分たちで カットして燃えるゴミでだしたり。随分放置されていたので土ぼこりに覆われていたりネズミの糞にまみれていたりするので、結構な大仕事です。空っぽにするって大変でした。

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鶏肉屋さんの倉庫だったので、こんなシールもでてきました。

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メンコですね。グーとか、パーとか、メンコ以外の遊び方もあるのでしょうか。ジャガーの眼では検索たくさんヒットするのですが、ジャガーの目は特に何も出てこない。

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美少年の顔に穴。解体の時に、古い新聞はよく出てきます。一番驚いたのは、人類が月に立った日の号外がでてきたことがありました。自宅の改装の時です。また紹介させてください。

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次回はゴミ出しの日々と、解体について記事にできたらと思います。

 

書きました ↓

【i’maセルフリノベーション vol.2】ゴミ出しと解体

 


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